今月のおすすめ漢方:しみ・そばかすについてのお話

緑のすがすがしい季節となりました。
しかし、太陽からの紫外線がもっとも強く、肌にとっては過酷な季節です。
紫外線は肌の色素を刺激し、しみの原因となり、そばかすを目立ちやすくします。
漢方では、このような肌の異常を「血の滞り」によると考えて治療します。
治療薬として、便秘を伴う場合は「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」、
赤ら顔に「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」、
冷えを伴う場合には「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」などが用いられます。
また、美肌効果のあるといわれる薏苡仁(ハトムギ)を併用すると効果が増すと言われています。