今月のおすすめ漢方:関節痛・神経痛と漢方についてのお話

9月となり、スポーツには絶好の季節になりました。
しかし、急に歩く量や運動量をふやしたために足腰やからだのあちこちの痛みに悩んでいる方も少なくないと思います。
そのような時に、西洋薬の痛み止めを飲むと胃の痛みやふらつきなどの副作用が生じることも少なくありません。
一方、あまり知られていませんが、関節痛や神経痛は、漢方薬の得意な症状の一つです。
冷え症の方の関節痛やこわばりには桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)、
肩こりや首肩の痛みには葛根湯(かっこんとう)、
関節が腫れて痛む時は越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)、
神経痛や腰痛には、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)や
疎経活血湯(そけいかっけつとう)がしばしば効果的です。