11月になり朝夕は冷える日も増えてきました。冷え症に悩まれる方も多くなる時期です。
西洋医学では、冷え症はあまり問題にされませんが、東洋医学では、冷えにより、
気血水の巡りが悪くなり、しもやけ、下痢、こわばり、むくみなど種々の症状が生じると考えられています。
手足の冷えが著しい場合は、
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)、
腹部の冷えには人参湯(にんじんとう)や大建中湯(だいけんちゅうとう)、
こわばりやむくみには真武湯(しんぶとう)、
関節痛が悪化する場合は桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)、
生理痛には当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)など症状に応じた冷え症治療薬があります。
冷えにお悩みの方に、漢方はお勧めの治療法です。